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大阪障害年金申請相談オフィス

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事例6:ヒアリングの結果、幻聴が確認され1級を受給

 精神科病院のPSWから以下のような相談を受けました。「畑山さん(仮名 50歳台女性)は、統合失調症で長年入退院を繰り返しておられます。しかし、初診日は約30年前で、受診状況等証明書(初診日の証明書)が取れず困っています。」

 そこで、病院を訪問し畑山さんと面談しました。畑山さんはうつむき加減でしんどそうでしたが、当時の記憶を辿り「初診は、実家の近所の大学病院だと思う」と想い出されました。早速、隣県のA大学病院を訪問し受診履歴の確認を依頼した所、職員の方は端末を叩いて「データが廃棄されており、確認できません」と答えられました。私は「約30年前なので電子カルテではなく紙カルテだったと思うのですが、保管されているか確認」をお願いしました。2~3日後、A大学病院から「紙カルテが倉庫に保管されていました」との連絡があり、無事に受診状況等証明書を作成して頂けました。

 つぎは、病歴・就労状況等申立書(以下「申立書」と言う)の作成のためのヒアリングです。畑山さんは、手帳2級をお持ちでした。畑山さんの承諾の下、PSWに見せてもらった手帳用診断書には「意欲の減退が顕著に見られ終日臥床して過ごすことが多い」と書かれていました。面談の際、畑山さんは毎回、仮面のように表情が乏しく目もうつろで、陰性症状は手帳用診断書の記載通り顕著だと思いました。他方、陽性症状については、手帳用診断書には特に記載がありませんでした。私は「畑山さんはしんどそうなのに申し訳ない」と思いながらも、何回も訪問し、「他になにかお辛いことはありませんか?」と粘り強くお尋ねしました。すると畑山さんは、初めて私の目をみて、「夫の両親の声で『あんたは自分でも死んだ方がよいと思っているでしょ。なぜ家に嫁いできたんだ?』と責める声が聞こえることが辛い、なんとかしてほしい』と訴えられました。同席していたPSWも驚いておられました。

 このことを主治医の宇山先生(仮名)に報告しました。宇山先生は畑山さんの診察で確認された上で、診断書に「幻聴は波があり、弱まる時もあるが現在も残存している」と書き加えてくださいました。その結果、畑山さんは障害基礎年金1級を受給することができました。

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