運営:鈴木健司社労士・精神保健福祉士事務所
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双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害なのです。次の躁状態等で該当する症状を具体的に書いてください。また、躁状態とうつ状態がどれくらいの周期でくりかえすのかも具体的に書いてください。
睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる
寝なくても元気で活動を続けられる、朝(奇妙に)さわやかな気分になる
人の意見に耳を貸さない
話し続ける、話し続けなければならないという勢いのようなものを感じて、しゃべり出したら止まらず余計なことも言ってしまう
次々にアイデアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない
根拠のない自信に満ちあふれる、勉強や仕事がどんどんできる気がする
買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
初対面の人にやたらと声をかける
性的に奔放になる
注意が散漫になり、ちょっとしたきっかけで、今しなくてはならないことから気がそれてしまう、不注意でミスが増える
ふだんなら用心してやらない、後で困ったことになりそうなことをやってしまう
以上には典型的なサインを列挙しましたが、以下では症状について詳しく説明します。
高揚気分と爽快気分が生じます。上機嫌で楽しく健康感にあふれます。自信に満ちあふれ開放的になります。軽い躁状態の場合(期間が4日以内で入院を要さない程度の場合には、軽躁病エピソードといいます)には心身好調で疲れを知らず、社会的逸脱もなく、社会生存に有利かのようにみえます。しかし、たいていは1週間以上持続し、気分の高揚にとどまらず情動が不安定で易刺激的で攻撃的となり、些細な事柄で激しく怒ってしまい社会的に破綻します。病気の自覚はなく、自己中心的で、周囲の助言や忠告を受け入れません。職業的機能障害を起こします。
精神活動が亢進し次から次へとアイデアが浮かぶので、多弁で身振り手振りも大きくなります。新しい活動を始めて行動がとまらなくなります。一見、意欲があり生産的にもみえますが、散漫で長続きせず、また他人への配慮もできないので周囲に迷惑をかけます。その事実を指摘すると怒ります(易刺激性亢進)。また、抑制がなくじっとしていられず行動を起こします(行為心拍)。冷静な判断能力は失われ、前後の計画性がなくなり浪費・乱費します。例えばクレジットカードで数十万円単位の買い物を次々にして、それらを気前よく人にあげてしまったりします。みさかいなく興味をもった異性に話しかけ一方的に交際を申し込んだりします(社会的逸脱行動)。
★観念奔逸
爽快気分とともに、頭の回転が速くなり次から次へとアイデアが浮かびます。しかしそれらは脇道にそれ、どんどん主題から脱線してしまいます。次から次へと内容が飛んでしまうので、一貫せずまとまりがなくなります(観念奔逸)。目に入ったもの、そこにあったものに話題や関心が引きつけられ、注意が一つのことに長続きしません。これらは統合失調症にみられる支離滅裂とは違って、一つひとつのことは正常な、理解可能な物語性をもっています。しかしそれらの話が次から次へと脱線し、その事実を指摘すると怒ります(統合失調症者では話の脱線を指摘しても、我関せずそのまままとまりのない話が続きます)。
★誇大妄想
自分は何でもできるといった万能感、根拠のない自信に裏打ちされ、実現不可能なことを実現できると考え、訂正が不能となります。自分は高い地位や立場にふさわしい者だと確信します(誇大妄想)。大金持ちになる、発明家になるといったようなことを信じていますが、具体的な努力をしません。病識がなく周囲とのトラブルが頻発します。エネルギッシュな誇大的な思考や万能感に基づいているところが統合失調症の妄想とは異なります。
寝る時間も惜しんで活動するため、睡眠時間は少なくなります。熟睡せず朝早くから夜遅くまで活動していますが、本人は睡眠をとらないことを苦痛とは思いません。食欲自体は旺盛ですが、食事に対する関心が薄れ、食事量が減ります。活動量が増すため体重は減ります。性欲は亢進します。
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