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発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、療育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生づらさを感じたりすることもあります。発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症などが含まれます。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。
自閉スペクトラム症には、以下のような特徴があります。自分にあてはまる点について、エピソードを具体的に記入してください。
ASDの人は、脳の内側前頭前野の非言語情報を処理する領域のはたらきが弱いことがわかっています。そのため、言葉だけから相手の反応を判断しがちで、表情の微妙なちがいなどを読み取ることがむずかしいのです。
・視線を合わせない、・笑わない、・他人への関心が乏しい、・呼んでも振りむかない、・指差しができず、他人の手を使って対象物をとらせる(クレーン現象)、・共感性がない、・他人の気持ちがわからない、・他人の気持ちや事情を考えず自分のペースで行動する、・自分が関心があることは他人も関心があると思い、一方的に行動する、・社会の暗黙のルールがわからず、知らない人や初対面の人に心理的距離をとらず話しかける、・目線や表情、声色、身振りなどの非言語的情報もあわせて、相手の意図を理解することが苦手
・抑揚がない一本調子の話し方をする、・反復言語(オウム返し)、・抽象的で難しいことばを意味がわからず使う、・相手の会話の文章をその字義通りにとって、文字の背後にある情緒的な情報に気づくことができない(字義通り性)、・適度なウソがつけず、対人関係を壊してしまう、・考えていることや相手の言ったことをそのまま小声でつぶやく、・回りくどい話し方をする、・他者との会話に困難さを感じるが、文字を読むことや書くことを好み、電子メール等でのコミュニケーションには困難さをあまり感じない、
同じであることや、習慣に対して強く固執する傾向があります。一つの行動を儀式化しており、手順がつねに決まっています。
・道具のにおいや感触に特別の関心を示す、・換気扇のような回転する物に執着する、・身体を同じパターンで動かし続ける、・ページめくりを繰り返す、・状況の変化を極端に嫌う、・行う順序や特殊な決まったやり方に固執し、その変更を極端に嫌がる、・家具の置き方や道順などの変化に対して、突然かんしゃくをおこしたり、パニックになる、・特定の興味のある物を収集する、・柔軟性に欠け、臨機応変に物事を処理していくことができないため、いつもとは違う事柄に出会うとパニックを起こしやすい、・電話番号や時刻表に強い興味を示す、・特定の分野の詳細な知識をもっている(鉄道、駅名、昆虫など)、・丸暗記が得意、・ミニカーを繰り返し一列に並べる、・砂場で泥だんごをたくさん作って並べ続ける、
ASDの人は、視覚や聴覚、嗅覚、触覚、味覚等が敏感なことがあります。ASDの人の脳では、後頭葉の一部や帯状皮質の一部などの、感覚刺激を処理する脳の領域も活動するためです
・聴覚が敏感で、周囲の音がすべて耳に入ってくるため、会話中に相手の声が聞き取りづらい、・特定の音に過敏で、イヤマフや耳栓を装着する、・好きなものなら何か月も同じものを食べる、・衣類の素材にこだわり、不快なのでシャツのタグを切る、・衣類が肌に密着するのが嫌で、冬でも半袖・半ズボンで過ごす、・気に入った手ざわりの食器をずっとさわっている、・光っているものをじっとみつめる、・家族は平気なのに、自分だけまぶしいと感じる、・偏食
・パニック時にしばしば手首をかむ、頭を打ちつける(バッティング)、・毛髪などを引き抜く抜毛行為、・リストカット、・顔面・身体を出血するまでかきむしり、かさぶたが出来たら、それをはがすを繰り返す、・自分の身体を殴り続ける、・他人や物に危害を及ぼす行為
★子どもの症状
●多動性
座っているべきときに落ち着いて座っていることが難しい
遊びや余暇活動におとなしく参加することが難しい
過度におしゃべりをする
●衝動性
質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう
順番を待つのが難しい
他の人がしていることをさえぎったり、邪魔したりしてしまう
●不注意
勉強などで不注意な間違いをする
課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい
興味のあることには集中しすぎてしまい切り替えが難しい
話を聞いていないようにみえる
課題や活動を順序だてて行うことが難しい
同じことを繰り返すのが苦手
必要なものをなくしてしまう、忘れっぽい
注意が長続きせず、気が散りやすい
★大人の症状
●多動性
会議中あるいは仕事中(授業中あるいは勉強中)に落ち着かず、そわそわしてしまう
貧乏ゆすりや机を指先で叩くなどのくせがやめられない
家事をしているときに、別のことに気を取られやすい
おしゃべりに夢中になって家事を忘れてしまう
おしゃべりを始めると止まらない
自分のことばかりしゃべってしまう
●衝動性
会議中(授業中)に不用意な発言をしてしまう
思ったことをすぐに言動に移してしまう
衝動買いしてしまう
言いたいことを我慢してイライラする
衝動的に、人を傷つけるような発言をしてしまう
ささいなことでもつい叱責してしまう
●不注意
会議や仕事(授業や勉強)に集中できない
仕事(課題)に必要な物をなくしてしまう、忘れる
仕事(課題)の締め切りに間に合わない
仕事(課題)を最後まで終えることが難しい
仕事(課題)でケアレスミスがよくみられる
部屋が片付けられない
外出の準備がいつも間に合わない
家事を効率よくこなせない
お金の管理が苦手
約束の時間にいつも間に合わない
約束を忘れてしまう
人の話を集中して聞けない
チックとは、限局した筋群に突発的、反復的に起こる不随意の運動や発生をいう。非律動的(不規則)に発生し、ストレスで増強し、睡眠時は消失する。生物学的な素因が発症の原因であるが、症状は心因的要因で変動する。
症状から運動チックと音声チックとに分けられ、それぞれ単純チックと複雑チック(複数の運動や発声の要素からなる)がある。すなわち、①単純運動チック(まばたき、顔しかめ、肩すくめなど)、➁単純音声チック(咳をする、ワンワンと吠えるなど)、③複雑運動チック(跳ねる、自分を叩くなど)、④複雑音声チック(状況に合わない特定の単語や語句の繰り返しを繰り返す。社会的に発音することがはばかれる特定の言葉、例えば卑猥な単語などを繰り返す場合には汚言症といわれる)と分類される。
チックの経過による分類からは、①一過性チック(持続期間が1年未満で、自然治癒に至る)、➁慢性チック(運動チックか音声チックのどちらかが1年以上持続する)、③トゥレット症候群(多発性運動チックと音声チックの両方が1年以上続く)とに分類される。
チック障害の一類型である(多発性運動チックと音声チックの両方がある)トゥレット症候群は、小児期から青年期に発症し、通常、成人期まで持続する。しばしばチック症状は強く目立ち、強迫性障害や衝動性の亢進などの精神症状も伴いやすい。外見が非常に奇異であるので(本来、神経学的疾患であるが)精神病者などとみられ、学校や社会から疎外されやすい。気分障害も併発し、症状や不適応を悲観して、ときに自殺行動にも至る。治療薬としてハロペリドール(セレネース®)を代表とするドーパミン拮抗薬が有効である。すなわちトゥレット症候群は、なんらかの生物学的要因(神経伝達物質のアンバランス)によっている。

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