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大阪障害年金申請相談オフィス

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事例13:成人後初診では納付要件NG→二十歳前障害と                 の疾病の同一性を立証し、2級受給

 石野さん(仮名 30代女性)から、次のような電話相談を受けました。「現在、H病院通院中で、双極性感情障害と診断され、精神障害者保健福祉手帳2級(以下「手帳」という)を所持しています。初診は、平成16年(21歳)、B病院です。しかし、市役所で『保険料納付要件を満たしていないので、障害年金は受給できません』と言われました。どうしたらよいでしょうか?」

 多くの病院を転々とされており、初診の記憶も曖昧な印象を受けたので、直接お会いして事情を伺うことにしました。「心の病気になったのは、どのようなキッカケでしたか?」とお伺いしました。すると、石野さんは重たい口を開いて、「実は幼い時から両親に虐待されていました。中学で給食後、突然、手・脚が震える発作が起こるようになり、先生に勧められてA病院に行きました」と教えて下さいました。

 調査したところ、石野さんの記憶の通り、平成9年(15歳)、公立A病院精神科初診の受診履歴が確認され、当時のカルテも保管されていたので、「受診状況等証明書」(初診日証明書)を作成して頂くことができました。初診日が20歳前(国民年金加入前)なので、保険料納付要件は不問になります。

 「当時の『適応障害』と現在の『双極性感情障害』とに相当因果関係があり同一の病気といえるか?」が次の課題です。現在のH病院の主治医の菊池先生(仮名)に相談しました。菊池先生は、「その時々の主治医の診断を確認する必要があるので、各医療機関から診療情報を得て欲しい」と指示されました。

 そこで、通院歴のある7つの医療機関から受診状況等証明書(以下「受証」という)を取得することにし、全ての医療機関を訪問して受証の作成を依頼しました。残念ながら5番目のE病院のカルテは廃棄されていましたが、それ以外の全医療機関から、前医からの紹介状が添付された受証を入手することができました。

 主治医の菊池先生は、全ての医療機関の受証と紹介状を精査され、「現在の双極性障害は、平成8年(14歳)に発症し、数多くの医療機関を経て現在に至る」という趣旨の診断書を作成して下さいました。石野さんの現在の病状は、全身倦怠・不安・憂うつ気分・希死念慮等の抑うつ状態が中心ですが、時に多弁・商品の買いあさり・易怒性等のそう状態が1週間以上継続して出現する、という状態です。

 私は、石野さんから、14歳の頃からの症状の移り変わりを詳しく聴き取り、病歴・就労状況等申立書を作成しました。その結果、石野さんは、障害基礎年金2級を受給されました。

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