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事例24:普通学級卒・療育手帳B2で2級永久認定

(写真は本文とは関係ありません)

 吉井さん(仮名 30代男性)のお父様から「親亡き後が心配です。一時期働けていても、もらえるのでしょうか」と相談されました。

 高校普通科を卒業後、アルバイトをしても長続きせず、精神科を受診、心理テストの結果、IQ53で療育手帳B2を取得しておられます。

 ご両親同伴で、ご本人と面談しました。礼儀正しく素直だが幼稚、という第一印象でした。コロナ禍なのに、質問するとその都度、マスクを外して答えようとされます。ヒアリングにより、吉井さんの生きづらさが浮き彫りになりました。「消費税の計算ができず、レジで不足することが多い。方角が分からず、地図・駅券売機の路線図を読めず、初めての場所にはひとりでは行けない。難しい漢字は読めない、音読できたとしても意味は理解できず、各種手続きをひとりではできない。知人にお金を騙し取られたり、安物を高額で売りつけられる。複雑な会話は理解できず、相づちを打ってごまかす。幼児向けTVアニメを楽しみに観ており、医師に『精神年齢は10歳程度』と言われる。アルバイトをしても、仕事内容が理解できず混乱し、長続きしない。自信喪失し、他人や仕事を怖がるようになり、ひきこもる」

 「病歴・就労状況等申立書」を作成し、医師はそれも参考にして診断書を作成して下さいました。診断書の日常生活能力のチェックは、判定平均2.8点、程度3で、ガイドラインの障害等級の目安にあてはめると「2級又は3級」です。「微妙やなぁ」と気を揉みました。

 3ゕ月後、お父様から「2級で永久認定でした」と電話を受けた時は、正直、驚きました。従来は、「IQ40代、療育手帳B1」で2級と認定されても、更新は1年後、というケースが多かったからです。

 令和2年10月、再認定(更新)についての一部改正の通達が発出され、「更新期間の設定方法等の改善」が謳われていました。吉井さんのケースは、この通達の趣旨に則って運用された認定実務によるもの、と感じます。 

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