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U精神科病院のソーシャルワーカーから「島田さん(仮名 40代女性)は、統合失調症で入退院を繰り返しておられます。しんどくてご自分では手続きができないので、支援をお願いします。」と依頼されました。
初回面談で、島田さんは「いまも知らない男女の声で非難される声が聴こえます(幻聴)。怖いので、ヘッドホンで音楽を聞いて紛らわせています。夜も眠れません。」と話して下さいました。
何回も面談し、発病以来の病状の経緯をヒアリングさせて頂きました。「16年前、工場でパートで働いていました。職場の人間関係に馴染めず、ストレスを感じていました。やがて、『いつも誰かに見られている』と感じるようになり(注察妄想)、知らない男女の声で悪口が聴こえるようになりました(幻聴)。さらに、『職場の同僚が私の心の中を知っている』と感じるようになりました(思考伝播、自我障害の一種)。ある日、会話が成立せず興奮が収まらないことに驚いた夫が救急車を呼び受診しました。医師に問診されても、まったく反応せず固まっていたそうですが(亜昏迷)、憶えていません。そのまま入院となりました。退院後も、被害妄想や幻聴がありました。実母が病気になり入院したことが心配で、私の病状も悪化し、再び入院しました。」
島田さんは障害基礎年金2級を受給され、次回更新は5年後でした。従来は、重症の統合失調症でも、更新は2~3年後、というケースが多くありました。令和2年10月26日の「更新期間の設定方法等の改善」についての通達の趣旨が徹底されていることを実感しています。
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